| 例えばだよ?
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| うん。
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| 明日世界が終わるとするじゃない?
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| 何だよ突然。
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| するじゃない?
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| ・・・うん。
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| どうする?
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| どうするって・・・。
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| 最後に何をする?
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| そうさなあ・・・世界が終わるなら金とか意味無いしなあ。
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| うん。
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| 嫌いなやつを殺しても1日早まるだけだしなあ。
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| うん。
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| ここはやっぱり美しく、好きな人に会いに行くとか?
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| 会えるといいね。
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| え?
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| 好きな人の元に向かったその人が、君の所に来てくれるといいね。
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| ・・・さらりとヤなこと言うなあ。
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| でも外にはやけっぱち暴徒がうようよだよ?
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| そうかあ・・・じゃあ何か武器でも・・・。
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| 交番とか銃器の店なんていのいちばんに襲われるよ。
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| うーん・・・。
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| その人はどこに住んでるの?
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| え? いや別に特定の誰かを想定したわけじゃないから・・・。
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| 遠かったら大変だね。
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| うん、まあ。でもそんな遠いってわけでもないしな。
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| 特定の誰かじゃないんじゃ?
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| ああ、まあ、知り合い全般がだよ。
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| ふーん。じゃあさ。
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| うん。
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| 明日君だけがいなくなってしまうとしたら?
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| おれだけ?
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| そう。
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| うーん、なんだろう、やっぱり会いに行くのかなあ。
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| 好きな人に。
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| うん。でも世界がまだあり続けるのなら何か残したいと思うかもなあ。
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| おれはここにいたんだぞ、って?
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| うん。
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| 何か事件を起こすとか?
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| いや、人に迷惑はかけたくないなあ。
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| 誰かを救って死ぬの?
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| うーん、あー、やっぱりそういうのどうでもいいかな。
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| 存在証明は?
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| うん。やっぱり愛に生きるのかも。いや死ぬのかも。
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| なるほど。世界が終わるにしても君だけが消えるにしてもやることは一緒なんだ。
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| まあ、そうなのかなあ。
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| じゃあさ。
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| まだあるのかよ。
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| その好きな人が明日いなくなってしまうとしたら?
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| 今度はそっちか。
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| そう。
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| うーん・・・さっきのもそうなんだけどさ。
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| うん。
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| 何で死ぬの? 病気? 事故? 何で死ぬってわかるの? 予知能力とか?
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| 何でも。
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| 何でもて。小学生じゃないんだから。
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| それが重要?
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| 病気なら治療を受けさせたり、事故に遭うってわかってるならそこに行かないようにさせたりとか、あるじゃん。
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| ダメ。
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| ダメ?
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| 完膚なきまで死ぬの。
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| ・・・。
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| あれだ、ゴルゴに狙われてるの。
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| ・・・。
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| 神の意志。
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| ゴルゴは神かよ。
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| とにかく絶対。
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| うーん・・・少しでも一緒にいたい? 死ぬところなんて見たくない? うーん・・・。
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| 一緒にいさせてくれるといいね。
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| え?
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| その人が死の間際に逢いたいと思う人が、君だといいね。
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| ・・・。
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| 会いに行く?
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| ・・・まあ、行くんだろうなあ。
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| やっぱり愛?
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| かもね。
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| All You Need Is Love?
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| そだね。
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| 愛に生きる男!
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| よせやい。
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| じゃあ、明日何があるにしてもやることは変わらないんだね。
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| え?
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| 好きな人に会いに行く。
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| そ、そうなるの?
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| そういうことになるじゃない?
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| そうなのかな・・・?
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| ではなぜ、昨日にとっての明日である今日、その人のところへ行かないの?
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| え?
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| 明日が、明後日が、永遠にやってき続けると思っているの?
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| ・・・今、会ってる。
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| え?
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| 今会ってる。
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| ・・・。
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| ・・・。
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| ・・・ゴメン。
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| ・・・うん。 |